2023/07/28 14:08


これは非常に簡単でございます。成長するにつれてガッシリと強そうに木が大きくなる古田メロン。そのおかげで軸は下に向かって細く、上の木が太い維管束で水を吸い上げると下の木の細い維管束が裂けて、ここから病気がはいるのです。なのでいかに均等な木の太さに育てるか。

あとは病気対する抵抗性がゼロ。大体人間が美味いぞって種を取ってきたものは、実が充実してます。が、その分木が弱い。これをカバーするのが一台交配f1という主に種苗会社の技術で、病気に強いやつと掛け合わせるのです。しかし病気に強いやつは美味しくない。皮肉です。あとは病気に強い品種に接木をする、というのもあります。が、味が変わらないといわれ7種類の台木を実験で接木しましたが7種類の味に変わってしまいました。よくない方向で。なので枯らしながらつくるしか選択肢はありません。土壌を肥やすとか色々やりますが古田メロンは本当に恐ろしい。スイカも接木しなければかなり美味いらしいですね。しかし、三作目ほどで半分は枯れるようになる。ああ、自分であれば純系で一番味が良いと言われる品種→接木なし→半数枯らしながら作る。まあスイカはやりませんが。